【50代女性向け】薄毛や白髪の悩みを解決する自然なショートウィッグの選び方
ヘアスタイルを決めるために、ショートウィッグという選択肢をご存じでしょうか?
いつもロングヘアだったのでショートヘアを試してみたい10代の女性から、薄毛や白髪にお悩みの50代女性、病気の治療でショートウィッグを探されている方まで、幅広い年代にショートウィッグは受け入れられています。
幅広いからこそ、「どんな種類のショートウィッグがあるのかわからない」「どんなブランドのショートウィッグがあるの」「価格はどのくらいを目安にしたらいいの」と疑問は尽きません。
本記事では、薄毛や白髪でヘアスタイルを決めるのが難しくなってきた50代女性向けに、ショートウィッグの選び方などの疑問にお答えいたします。
目次
ショートウィッグの種類
ショートウィッグに限らず、ウィッグ全般にいえることなのですが、ウィッグは大きく2つに分けることができます。
- フルウィッグ
- 部分ウィッグ(ヘアピース)
フルウィッグとは
簡単にご説明すると、帽子のように被るタイプのウィッグがフルウィッグです。
ショートウィッグの場合、コスプレ向けのものもあれば、医療用として毎日のようにお使いいただけるものがあります。
部分ウィッグ(ヘアピース)とは
ヘアアクセサリーのように自毛につけるタイプのウィッグが部分ウィッグです。ヘアピースと呼んでいるブランドもあります。気になる部分や、ちょっと変えてみたいところにお使いいただけます。
流行りの前髪にしてみる、分け目の薄毛を隠す、白髪を隠す、つむじ部分の薄毛を隠すなどの目的でも使用可能です。
自毛に結び付けるエクステや増毛と違って、簡単に着脱できるメリットがあります。
コスプレ向けと普段使いの差
ショートウィッグを探しますとコスプレ向けの商品が沢山出てきますので、「何が違うのかよくわからない」かと思います。
コスプレ向けは基本「フルウィッグ」です。
アニメキャラクターの髪色は、バラエティーに富んでいるのはご存じの通りで、コスプレでは髪色やヘアスタイルをどう再現するか、がポイントです。
また、価格の安いものは、テカリのある素材を使うため、光が反射して思ったように再現できない傾向や、ウィッグの毛が抜けやすい、ヘアスタイルが維持できないなどのデメリットがあります。
さらに、毎日コスプレをされる方は少数派ですので、コスプレ向けのショートウィッグは、毎日使うことを想定していません。
一方、普段使いを想定している医療用のフルウィッグは、長時間着用しても締め付けが少なく、蒸れにくい設計となっていますし、日本人の一般的な髪色になっています。
白髪や薄毛を隠す目的でショートウィッグを探しておられるのでしたら、コスプレ向けのウィッグは、ウィッグであることがバレやすいことを考えても、コスプレにも使えるウィッグではなく、普段使いできるウィッグのブランドを選ぶようにしましょう。
ショートボブのウィッグを選ぶコツ
コスプレ向けのショートウィッグ(フルウィッグ)は普段使いに向かないことをお伝えしましたが、フルウィッグは重たく蒸れやすい傾向もあります。
フルウィッグを長時間着用すると、ウィッグの重さからくる肩凝りや、頭の蒸れなどで大変です。
逆に部分ウィッグ・ヘアピースであれば、軽くて蒸れることも少ないです。
薄毛が目立っていて、フルウィッグでなければカバーしきれないのであれば、フルウィッグしか選べませんが、薄毛であっても部分ウィッグ(ヘアピース)で対処できるウィッグのメーカー(ブランド)もあります。
着用感を考えて、部分ウィッグ(ヘアピース)を探してみて、満足のいくウィッグが見つからないときはフルウィッグを探すのがおすすめです。
お財布に優しいのは部分ウィッグ
フルウィッグに比べ、部分ウィッグ(ヘアピース)の方がお求めやすく、手軽に使えます。
ウィッグの寿命は短いもので半年から1年、長くても3年程度です。
ウィッグを買い替える頻度を考えても、部分ウィッグで賄えるのであれば、部分ウィッグがおすすめです。
ショートウィッグはカットで大きく変化
一言でショートウィッグといっても、前下がりショートボブ、ツーブロックハンサムショート、マッシュショートなど様々なショートカットがあるように、ショートウィッグでも様々なヘアスタイルがあります。
しかし、コスプレ向けを除けば、ショートウィッグにヘアサロンと同じ程度の種類はないとお感じの方も多いかと思います。
実を言うと、ショートウィッグはお使いになる方に合わせてカットをしてヘアスタイルを整えます。
ショートウィッグは素材であり、お買い求めになるときにヘアスタイルを変化させるものと考えてもいいかもしれません。
ウィッグ専用のカットがある
フルウィッグであれば、美容室でも対応してくれる可能性がありますが、部分ウィッグは、ウィッグ専用のカットができる方にご依頼するようにしましょう。
部分ウィッグは、自毛とウィッグを混ぜて自然に見せるのですが、自毛は伸びますがウィッグは伸びません。
自毛をカットするようにウィッグをカットしてしまうと、自毛が伸びたときにウィッグの長さに違和感が出てしまいます。
ウィッグ専用のカットを身に着けた方であれば、違和感が出にくいようにカットしてくれますから、ウィッグを購入される際は、ウィッグのカットをしてくれるのか確認しておくようにしましょう。
また、購入後もウィッグのカットをしてくれるお店もあります。
購入時に、ウィッグのカットやヘアスタイルのセットをしてくれるお店なのか、購入後も対応してくれるのかを事前に確認しておくと、ヘアスタイルをチェンジさせたいときも安心です。
どちらかというと、ウィッグのカットやヘアスタイルをセットしてくれるお店のショートウィッグはお値段が高くなりやすいので、決められたカットのウィッグを使ってみてから考えるという選択肢や、ウィッグの寿命を考えて、購入時だけウィッグのヘアスタイルを整えてくれればいいと考える方法もあります。
ショートウィッグの価格相場
気になるショートウィッグの価格相場ですが、100円ショップで売られているものから、数十万円と幅があります。
ウィッグの価格差はココで出る
ウィッグの価格差は、まず素材の違い、製法の違いで大きく差がでてきます。
ウィッグを探していると、「ハンドメイド」「機械」といった区分があることにお気づきになるかと思います。
簡単にご説明すると「機械」は毛をまとめて埋め込む、「ハンドメイド」は毛をバラバラに埋め込むといった違いがあります。
また「ハンドメイド」「機械」による違いは、フルウィッグで顕著に表れ部分ウィッグでは、あまり差はありません。フルウィッグの場合に比較した方がよいと覚えておきましょう。
フルウィッグの場合、ハンドメイドは収縮性があり、着用時に頭が痛くならない、締め付け間やフィット感が良い傾向があります。
次に、フルウィッグと部分ウィッグでは大きな価格差があります。
感覚的にお分かりかと思いますが、フルウィッグの方が高額です。
さらに、ポリエステルやアクリルなどで作られた人工毛を使うか、人の髪の毛(人毛)を使用するかでも価格差が発生します。
なお、人毛は重たくなりお手入れが大変ですので、人工毛のウィッグがおすすめです。
100円~3,000円程度の安いウィッグの特徴
100円ショップなどで販売されているウィッグは、次のような特徴があります。
- 髪のテカリ(艶)が不自然なくらい多い
- つむじや分け目が不自然
- 毛が抜けやすい
- 色が変わりやすい
- 毎日使うことを想定していない
- セットが崩れやすい
- 静電気を発生しやすい
- 蒸れやすい
どちらかというと、パーティやイベントなど1日だけご使用になるときに、使われることが多く、普段使いには向きません。
また、ウィッグは使っていると汚れますので、洗い(シャンプー)ますが、低価格ウィッグの場合、洗ってしまったら色が落ち、ウィッグの毛が抜けてしまうこともあります。
もちろん、高額なウィッグでもお手入れ方法を間違うと、色落ちや毛が抜けてしまいますが、丁寧に扱えば色落ちも毛が抜けることも防ぐことができます。
まとめると「ヘアスタイルを短時間で決めたい」「白髪や薄毛を隠したい」50代女性に、100円から数千円といった安いウィッグはおすすめできません。
数万円以上のウィッグを選ばれることをおすすめします。
数万円以上のショートウィッグの特徴
写真では差がわかりにくいのですが、実際に手にしたとき、数千円のウィッグとの差を感じていただけるかと思います。
一言でいうと、髪の艶や髪色、分け目の処理などが、とても自然です。
さらに、お使いになられる方に合わせてカットしたウィッグをつけてみると、とってもおしゃれに見えます。
安物買いの銭失いにならないように、それなりの質の良いウィッグを選ぶには数万円は考えておくとよいでしょう。
ウィッグの価格について、詳しくは次の記事で説明していますので、是非こちらもチェックしてみてください。
オーダーメイドウィッグと既製品ウィッグの価格をわかりやすく案内。おすすめのウィッグ選び
黒髪ボブウィッグを人気ブランドから選ぶなら
流行のスタイルで、どのような年代の方にもお似合いになる、人気の黒髪ボブウィッグを選ぶときを一例に、選び方を考えてみましょう。
お洋服であれば、ブランドで選んでも失敗することはありませんが、ウィッグは違います。
黒髪ボブが人気だから、○○というブランドだけで選んでしまうと、ご自身の「頭の形に合わない」「似合わないヘアスタイルになってしまった」など失敗してしまうかもしれません。
まず大切なのは、着用感
頭の形は人によって異なることをご存じでしょうか?
ある人にとっては快適でも、あなたにとっては快適でないこともあり得るのです。
部分ウィッグであれば、さほど問題になることはありませんが、フルウィッグをお求めになるときは、十分注意が必要です。
フルウィッグでしたら、下記2点を必ず確認するようにしてください。
- 柔軟性があるか?
- 締め付け感は大丈夫か?
フルウィッグは帽子のように被って着用するため、柔軟性がないと「頭が締め付けられて頭痛がする」ことに繋がってしまいます。
キツイからといってサイズの大きいものを選ぶと、「浮いてみえてしまう」「外れやすい」といったデメリットが出てしまいます。
店舗にある既製品であれば必ず試着して、サイズ感や長時間着用しても大丈夫かどうかを確かめてみるようにしましょう。
通販であれば、口コミやレビューで着用感を確認し、サイズの選び方をしっかりと確認してから注文するようにしましょう。
フルウィッグの着用感を大事にされるのでしたら、締め付けのない、蒸れにくいハンドメイドのブランドがおすすめです。
また、同じメーカーでもブランドで、ハンドメイドのオーダーウィッグ、機械で植えたオーダーウィッグと分けていることもありますし、同じブランドの中でハンドメイドと機械と2種類あることもあります。
ついうっかり、欲しかったウィッグではなく、別のウィッグを注文してしまったとならないように、ご注意ください。
ウィッグの重さも重要なポイント
フルウィッグは重く蒸れやすいので、薄毛や頭痛予防のためにも、部分ウィッグのブランドがおすすめです。
ウィッグが重いと肩こりなどになるだけではなく、頭皮への血の巡りが悪くなり「緊張性頭痛」や「薄毛」の原因にもなってしまいます。
少し話は逸れますが、女性の薄毛の原因は「女性ホルモンのバランスの変化」「栄養不足」「血の巡りが悪い」「病気」のことが多いです。
冷え性、疲れ目になることが多い、むくみやすい方は、血流が悪く薄毛になりやすいといわれていますので、ご注意ください。
「薄毛を隠すためにウィッグを使っていたら、薄毛が進んでしまった」と後悔しないように、ウィッグはなるべく軽めのものを選ぶようにしましょう。
自然かどうか
既製品の場合は特に注意していただきたいのですが、着用したときに自然に見えるかどうかも大切なポイントです。
もし、既製品のウィッグを購入される場合は、可能な限り試着して、いつもの自分とどう違うかをチェックするようにしましょう。
オーダーメイドでも、サイズを伝えるだけですと、失敗する可能性が高いです。
ご自身に合わせて、似合うブランドを選ぶことをおすすめします。
元のヘアスタイルやご自身の年齢などを考えないと、明らかにウィッグであることがばれてしまいます。
部分ウィッグの場合は、ご自身の自毛の色とウィッグの色があっているかも確認しましょう。
ウィッグの髪がひとつの色だけですと、自毛との色味が違い不自然に見えてしまうことが多いです。
部分ウィッグは数色混ざっている方が自然に見えます。
例えば、CLIPSウィッグは3色をブレンドしてありますので染めた自毛が退色してきても違和感が出にくいのが特徴で、いつもの写真を送って、似合うように仕上げてくれます。
普段使いできるか
ショートウィッグを普段から使いたいのなら、毎日のように使えるかどうかも確認しておきましょう。
ブランドによっては、毎日続けて同じウィッグを着用することをおすすめしていない場合もあります。
大切なアフターサービス
ヘアスタイルにも流行がありますし、同じヘアスタイルでは飽きてしまいます。
おしゃれに見せるためにも、購入後にスタイル変更が可能かどうか、などもチェックしておきましょう。
ブランドも大切ですが、品質やコスパ、着用感、アフターサービスも考えて選ぶことをおすすめします。
まとめ
ショートウィッグの選び方についてお伝えしました。
ウィッグのことを知らないので選ぶ基準がわからない、ショートウィッグの種類が多くて何を選んだらいいかわからない、といった疑問が少しは解消したかと思います。
品質やサービスの良いものは高額になりますが、CLIPSには低価格なのにオーダーメイドのショートウィッグがあります。
詳しくは、こちらのページにまとめてありますので、ぜひご覧ください。
ショートの部分ウィッグについてのよくある質問
Q. 部分ウィッグの自然なウィッグの選び方を知りたい
A.
部分ウィッグで自然なウィッグを選ぶポイントは「使う本人に合うウィッグなのか」になります。
あるアンケート調査では、既製品ウィッグを購入した人の内、約7割の人が使わなくなってしまったという結果があります。
既製品ウィッグは、できているウィッグの中から選びますが、できるだけ自分に合うウィッグを選んだつもりでも「毛量が多過ぎる」「カールが少し合わない」「長すぎた」などと、結果的に自分に合わなかったことが原因で使わなくなってしまうようです。
一方、自分に合わせて作ってくれるオーダーメイドウィッグは、自然なウィッグができるので満足度も高いのですが、価格が高いことが難点です。しかし最近では自分に合わせて作ってくれるオーダーウィッグでも数万円で作れるところがあるので検討してみると良いと思います。
Q. 自然なウィッグにはどんな毛材(毛の種類)がいいの?
A.
ウィッグで使う毛材は大きく分けて「人毛」「人毛と人工毛のミックス毛」「一般的な人工毛」「高品質な人工毛」があります。
人毛のウィッグ
自然さはありますが、手入れが大変なので専門店に定期的行くようになります。
毛材の中で一番重く、蒸れの点でも人毛が一番蒸れやすい毛材です。
ケアが大変なので専門店へ定期的に通う場合は良いと思いますが、専門店へ行かない場合は注意が必要です
人毛と人工毛のミックス毛
既製品で使われることが多い一つが「ミックス毛」です。
人毛と一般的な人工毛を混ぜた毛材がミックス毛ですが、人毛と一般的な人工毛のそれぞれの欠点をカバーするためにミックスしてあります。
購入した時は整っているので問題ありませんが、性質の違う毛材を混ぜているので時間の経過とともに、不自然さが出やすくなります。
一般的な人工毛
既製品で使われることが多いもう一つが「一般的な人工毛」です。
安価なものを大量につくる既製品に向いている毛材ですが、熱に弱く見た目の自然さもないため、自然さを求める場合は不向きだと思います。
高品質な人工毛
オーダーメイドウィッグに使うことが多いのが高品質な人工毛です。
一般的な人工毛と違い自然さがあります。
高品質な人工毛は、耐熱で熱に強くお湯で洗うことができます。また形状記憶毛なのでシャンプーした後にブラッシングするだけで自分のヘアスタイルに戻ってきます。
Q.薄毛や白髪に悩む50代女性におすすめのショートウィッグの特徴は何ですか?
A.自然な見た目と着け心地が重要です。特に、頭皮の透け感が少なく、軽量で通気性の良い素材が使用されているウィッグを選ぶと良いでしょう。また、人工頭皮がついているタイプは、よりリアルな仕上がりになります。
Q.初めてウィッグを購入する際の注意点はありますか?
A.初めてのウィッグ選びでは、髪色、スタイル、質感が自分の自然な髪に近いものを選ぶと良いです。フィット感も大切なので、自分に合ったサイズのウィッグを選びましょう。
Q.自然に見えるショートウィッグのスタイルの選び方は?
A.ナチュラルに見せるためには、顔の形や普段のヘアスタイルに合わせたものを選びましょう。トップに少しボリュームがあり、前髪や横の髪が自然に流れるスタイルが人気です。
Q.ウィッグがバレないようにするにはどうすればいいですか?
A.自分の髪に合っているかが大事です。毛色やヘアスタイルはもちろんですが、毛長、カール感、ツヤ感が合わないと不自然になってしまいます。
CLIPSウィッグは使う人に合わせて仕上げるので安心です。
Q.ショートウィッグのメンテナンス方法は?
A.シャンプーで定期的に洗い、自然乾燥させるのが基本です。
また、ブラシで優しく整えると、ウィッグの持ちが良くなります。
Q.通気性の良いウィッグを選ぶコツはありますか?
A.メッシュキャップや通気性の良いネットが使われているウィッグを選ぶと快適です。
また、軽量素材のウィッグは長時間の使用でも蒸れにくく、快適な装着感を得られます。
Q.ウィッグのスタイリングは自分でできるのでしょうか?
A. 一部の耐熱ウィッグであれば、ドライヤーやヘアアイロンを使ってスタイリングが可能です。ただし、ウィッグの素材によっては高温に弱いものもあるので、事前に確認してから行うようにしましょう。