薄毛が気になっている50代・60代の女性におすすめのヘアスタイル
早い女性なら40代から。50代60代となると、年齢の影響もあり髪が薄くなってしまいます。薄毛が気になり出すと普段の髪型もどうしたらよいか悩みも増えてくるものです。
頭皮マッサージやストレス対策などの薄毛ケアをしても、思ったように改善しないこともあります。薄毛のケア自体を継続する事はもちろんですが、薄毛を目立たなくする髪型、「おすすめヘアスタイル」にして、おしゃれなどを楽しみましょう。
目次
薄毛が目立ってしまう原因
薄毛が目立ってしまう原因は主に次の4つです。
- 髪のコシが弱くなる
- 髪の毛が細くなる
- 髪の艶が無くなる
- 髪の色が薄くなる
髪のコシが弱くなるとペタンとなる
髪にコシが無くなると、根元からペタンと平になってしまい薄毛に見えてしまいます。
髪の量や毛の太さがそのままでも、髪のボリュームがボトム側になってしまい、トップ部分のボリュームが無くなってしまうからです。
シャンプー後の乾かし方で、根元から平になってしまうことを防止できますので、ぜひやってみてください。
タオルで余分な水分を取り除く
ドライヤーで髪の毛の流れに沿って乾かす
髪の根元も、ある程度乾かしておく
7~8割乾いたら、髪の毛の流れと逆方向に温風をあてて、髪の根元が立つように乾かす
最初から髪の毛の流れと逆方向に乾かしてしまう(下から温風を当てる)と、ヘアスタイルを整えにくくなるので、ほとんど乾かしてから逆方向にするのがコツです。
完全に乾かしてしまうと、ボリュームが出にくくなりますので、ご注意ください。
また、根元から毛先まで続けてブローすると、根元が平になりがちですので、根元を立たせるようにブローをしてから、途中から毛先に向けてブローするようにして、根元から毛先まで続けてブローしない方が、ふんわりとした仕上がりになります。
髪の毛が細くなる
何らかの原因で髪の毛が細くなると、全体的な毛量が減っているように見えてしまい薄毛に見えてしまいます。
髪の毛が細くなってしまうと、分け目が目立ってしまうことが多く、服やマフラー、ストールなどに絡まりやすくなります。
対策としては、分け目をジグザグにする、ショートヘアにする方法があります。
また、先ほど「髪のコシが弱くなったときの対策」でご紹介したドライヤーのかけ方も対策のひとつです。
髪の艶が無くなる
髪の艶が無くなると、薄毛に見えるだけではなく、元気が無さそうにも見えてしまいます。
艶を出してくれる美容液やヘアオイルなどで艶を出すようにしましょう。
美容液やヘアオイルの中には、頭皮に付着するのが好ましくないものもあります。注意書きをよく読んで使うようにしてください。
薄毛に悩む50代・60代女性のおすすめヘアスタイル
薄毛に悩む40代、50代女性に似合うヘアスタイルのキーワードはショート&ボリュームです。
髪の量が少ないことを隠そうとすると、かえって薄毛が目立ったり、髪の元気がなくなったりします。薄毛をいかす髪型にするのが、薄毛をカバーするヘアスタイル&ヘアアレンジのコツです。
薄毛のタイプは「全体的」「頭頂部・トップ(つむじ部分)」「前頭部」の3つに分けることができます。
ご自身で気が付きにくい部分が「頭頂部・トップ(つむじ部分)」です。もともと地肌が見えている部分ですから、髪の本数が少なくなる、色が薄くなる、細くなることで、薄くなった印象が際立ってしまいます。
また、前髪が薄くなったなと感じると分け目なども薄くなっているケースも多いです。
それぞれのタイプ別におすすめヘアスタイル、ヘアアレンジがありますので、ぜひご参考になさってください。
地肌を目立たないようにするにはロングよりショートがおすすめ
女性の薄毛で一番多いのが、全体的に薄くなるタイプです。
全体的に髪の量が少なくなってしまうと、地肌が透けて見えてしまいやすくなり、年齢よりも老けて見えてしまいます。
地肌を目立たないようにして若々しさを出すために、ロングよりショートがおすすめです。
また、ロングヘアは女性的で魅力あふれるヘアスタイルですが、長さの分だけ重くなってしまい、どうしても頭皮や毛穴に負担がかかってしまいます。将来のことを考えつつショートにしても良いかもしれません。
さらに、ショートヘアなら、しっかりと頭皮を洗える、乾かす時間が短く済み髪の毛が傷みにくいなどのメリットもあります。
もちろん、顔の形やあごのラインが気になって、ショートヘアを避けたい方もいらっしゃると思います。
ヘアアイロンでサイドの髪に動きをつけるようにすると、顔の形やあごのラインをカバーしつつ、おしゃれな印象になります。
それでもやっぱり、ショートヘアよりロングヘアが良いという場合でも、部分ウィッグで薄毛部分をカバーしてボリュームを出すと、薄毛が気にならないヘアスタイルでおしゃれを演出する事ができます。
ショートボブでふんわりボリュームをだす
「全体的」「頭頂部(つむじ部分)」「前頭部」すべてのタイプにおすすめできるヘアスタイルがショートボブです。
ショートボブは年齢を問わないヘアスタイルですし、少しアレンジしたショートボブもありますので、さまざまなヘアスタイルを楽しむことができます。
薄毛の女性は髪のハリやコシも弱くなっていますし、髪も細くなってしまっていることが多いので、髪のボリュームゾーンが下の方になってしまい、薄毛に見えてしまいがちです。
思い切ってショートにすると、髪のボリュームゾーンが上になり、薄毛を目立たないようにすることが可能です。
例えば、頭頂部の髪が少なく気になっているのでしたら、頭頂部にふんわり柔らかい感を出すスタイルにすると、髪にボリュームがあるように見えます。前頭部の薄毛が気になっているようでしたら、厚めの前髪にすると薄毛を目立たなくすることができます。
額が気になるなら、前髪に厚みを
10代、20代ならシースルーバングという薄めでおでこが透けるような前髪スタイルがおすすめですが、50代、60代がシースルーバングをするには注意が必要です。
おでこを綺麗に魅せるシースルーバングは老けて見えてしまうことがあるからです。
額や眼の周りに視線がいってしまうので、シワやシミなどが目立ってしまう、頭頂部のボリュームが無いと、髪の毛がより少ない感じに見えてしまいます。
そこで、シースルーバングとは反対に、前髪に奥行と厚みをつけることで、全体的にボリュームのある髪に見えます。
前髪を作ると若作りしているようにみえて嫌だと思われる方もいらっしゃいますが、むしろお似合いの方が多いです。
前頭部が気になるなら、レイヤーカット
レイヤーカットは、髪の毛を段階的にカットすることで自然なボリュームと動きを作り出します。薄毛が目立ちにくくなるだけでなく、洗練された印象を与えるため、幅広い年齢層の女性に適しています。
顔周りにレイヤーを入れることで、顔の形を美しく見せ、若々しさを演出することが可能です。特に「前頭部」が薄くなってしまった方におすすめです。
前頭部の上下に段を入れると、毛先に動きが出てきて薄毛を目立たなくしてくれます。
前髪に厚みをつくって、レイヤーを入れて動きを作ることもできます。
ショートヘアだけではなく、ロングヘアやミディアムヘアにも使えるテクニックですので、ぜひ、挑戦してみてください。
髪の分け目をジグザグにして地肌を隠す
「全体的」に薄くなっているタイプの方におすすめなのが髪の分け目を変える方法です。
真っ直ぐ髪を分けてしまうと、分け目がペタンと平になりがちです。髪にボリュームを出したいのに、減ってしまいます。
髪の分け目をジグザグにして、分け目から頭皮が見えないようにしましょう。若く見える効果も期待できます。
今までの癖でジグザグにできない場合は、一度トップから前に櫛を通して、トップからジグザクに分けていくと、いい感じになりやすいです。
髪の分け目をこまめに変える
分け目の頭皮は、紫外線のダメージを受けやすく、同じ場所で分けていると薄くなりがちなので、髪の分け目はこまめに変えるようにしましょう。
同じような場所で髪を分け続けたので癖がついてしまい、分け目を変えにくくなっているようでしたら、次の方法で変えてみてください。
髪をセットしやすいのは、髪が乾ききる直前ですので、まずは毛の流れに沿って、乾かします
7割ほど乾いてきたら、分け目を櫛などでつけます
分け目の方向に9割くらいまで乾かしていきます
ほとんど乾いてきたら、毛の流れとは逆方向に温風をあてて、根元を乾かし髪の毛を立てるようにします
完全に乾いたら、分け目ができるようにブラシを通します
髪の分け目を逆から分ける
いつもと同じ方向から髪を分けると、ペタンと平らになりがちです。
髪を逆から分けることで、髪が立つようになりボリュームがアップします。
いつもと逆方向に分けると、スタイルが崩れやすいので、ドライヤーで髪を立たせるようにブローした後に、ヘアスプレーで軽く固めてヘアスタイルが崩れないようにしましょう。
頭頂部の薄毛が気になるなら、結んで抜け感を出すヘアアレンジを
ロングヘアで頭頂部の薄毛が気になっているのでしたら、低めで緩めのポニーテールはいかがでしょうか。
頭頂部にボリュームを出しやすいヘアアレンジのひとつで、薄毛をカバーできます。
ポイントは、結んだゴムの左右と上から、ひとつまみして毛束を出して高さを出すことです。左右よりも上側(後頭部)をしっかりと引き出しましょう。
また、頭頂部でお団子を作ったり、くるりんぱで低めのアップヘアにしてボリュームを出すヘアアレンジもおすすめです。
お団子を作ったら、トップや後頭部の髪を少量ずつ引き出して、全体的にふんわりさせるのがポイントです。
くるりんぱも同じように、くるりんぱを作ったら少量ずつ引き出して、バランスよく仕上げましょう。
パーマでボリュームを出すヘアスタイルも薄毛隠しに効果的
パーマで髪の根元から、ボリュームを出すのも薄毛の方におすすめのヘアスタイルです。
毎日のヘアセットも簡単になり、ふんわりさせる髪型が、髪を乾かすだけで出来上がりますので、ブローが苦手、ヘアアイロンが上手く使えない方にも、パーマはおすすめの方法です。
ただし、パーマは頭皮や髪にどうしてもダメージを与えてしまうので、トリートメントや美容液を使って、ケアを忘れずにしてあげましょう。
ヘアアレンジで毎日同じヘアスタイルにしない
毎日同じヘアスタイルを続けてしまうと、分け目や生え際が薄くなりやすくなります。
毎日のように編み込みや髪をまとめていると、髪が引っ張られてしまい脱毛(牽引性脱毛症)してしまいます。40代、50代、60代と年齢を重ねていくにつれて、毛根も弱くなっていきますので、普段から髪の毛を労わり大事にする意識が重要です。
できるだけ、毎日少しの変化でも良いので違うヘアスタイルにするようにしましょう。
ヘアアクセサリーで目線を変える
バンダナやヘアバンド、カチューシャなどで、薄毛を隠すようにする方法もあります。
また、髪の色よりも目立つヘアアクセサリーをつけて、薄毛への視線をヘアアクセサリーに変えて目立たなくすることもできます。
頭の形に合わないものを使ったり、強く締めすぎて頭痛にならないように、気を付けて選んでください。
ウィッグでカバーしながらおしゃれを楽しむ
薄毛や白髪をカバーすのにウィッグを使うのも人気があります。
加齢とともに気になってくる髪の悩みをウィッグでおしゃれを楽しみながら使う人が増えています。
気になる箇所を気にならない程度にカバーするウィッグであれば、自然で安心しておしゃれが楽しめます。ウィッグといってもいろいろなものがありますが、一番大事なのは自分に合った自然なウィッグを使う事です。
ウィッグの毛量が多過ぎたり、長さやカールが合わないウィッグだと不自然なので、自分用に合わせるウィッグがおすすめです。
気になる薄毛や白髪をウィッグで手軽にカバー
ウィッグの種類と特徴
ウィッグには、既製品ウィッグとオーダーメイドウィッグがあります。
既製品ウィッグの特徴
既製品ウィッグは手軽に購入できるのが一番の特徴です。
美容室や専門店、テレビショッピングや通販をはじめインターネットでも気軽に購入できるので利用する人は多いと思います。
既製品ウィッグで注意しなければならない「自分に合うウィッグかどうか」を考えて購入するようにしてください。
なぜかと言うと、既製品ウィッグを購入した人のうち、7割近くの人が「使っていない」とのアンケート調査もあります。
既製品ウィッグを購入した人の声で多いのが
- 毛量が多過ぎて違和感がある
- 長すぎて合わない
- カールが合わない
- ヘアスタイルに馴染まない
買ったけれど「何となくしっくりしない」などの理由から、いつの間にか押し入れに仕舞い込んでしまう事が多いようです。
既製品ウィッグは自分に合わせたウィッグではないので、違和感が出るのはある程度仕方ないとは思いますが、購入する際は以下のような点に注意して選ぶことをおすすめします。
- ウィッグを使いた箇所とウィッグの大きさが合っているか
- ウィッグの毛量が多過ぎないか
- 自分の髪のカール、髪の長さ、ヘアスタイルがウィッグと合っているか
自分に合った自然なウィッグが欲しい場合は、自分に合わせて仕上げてくれるウィッグが良いのですが、既製品のウィッグを購入する場合は、試着ができる場合は試着して、試着ができず写真や動画だけで選ぶ際はできるだけ自分の髪と馴染むかをイメージして決めるようにしましょう。
オーダーメイドウィッグの特徴
オーダーメイドのウィッグは使う人に合わせて作っていくので満足度の高いウィッグが出来上がるのが一番の特徴です。
満足度の高いウィッグが作れるのですが、高額になってしまうことがデメリットです。
今では自分専用に仕上げてくれるオーダーウィッグでも低価格で手軽に使えるウィッグがあります。
ウィッグははじめてだけど自然なウィッグが欲しい方や、既製品ウィッグを買ったことがあるけれど気に入らなくて仕舞い込んでいる方などにおすすめです。
おすすめのウィッグで髪の悩みを解消
自然で低価格のオーダーウィッグ「CLIPSウィッグ」の特徴
CLIPSウィッグは、お客様に合わせて作る自然なオーダーウィッグを低価格で提供しています。
特許技術により、写真からお客様に合うウィッグを作製し、「似合わせカット」で仕上げます。
これにより、既製品では得られない自然さとフィット感を実現しています。
自分に合った自然なウィッグを低価格で
CLIPSのQUICKオーダーは、ウィッグのタイプ、毛色、毛長などをお客様に合わせて作ることで、自分にピッタリの自然なウィッグを手に入れることができます。
特許技術により、顔写真からお客様に合ったウィッグを作成し、似合わせカットで仕上げます。これにより、既製品では叶わない自然さと、オーダーメイドでは叶わない低価格を実現しています。
髪型のバリエーション
薄毛の女性向けのヘアスタイルは、ショートからミディアム、パーマスタイルまで多岐にわたります。これらのバリエーションを取り入れることで、髪のボリュームを最大限に活かし、魅力的な印象を与えることができます。
ショートとミディアムのパーマスタイル
ショートかミディアム長さの髪にパーマをかけることで、髪に立体感と動きを与えることができます。特に、柔らかいカールやウェーブを取り入れることで、自然なボリュームを演出し、薄毛を目立たなくさせる効果があります。このスタイルは、幅広い年齢層の女性に似合うため、日常使いにも最適です。
ベリーショートスタイル
前髪短めのベリーショートは、薄毛を気にせずに楽しめるスタイルです。顔周りをすっきりと見せることができ、爽やかで活動的な印象を与えます。また、髪の手入れも簡単で、忙しい朝のスタイリング時間を短縮することができるのも魅力的です。
ウェーブ強めのボブカット
ウェーブの強いボブカットは、柔らかなカールでフェミニンな印象を与えます。このスタイルは髪にボリュームを加え、頭頂部の薄毛を目立ちにくくする効果があります。また、顔周りのカールが特徴的で、女性らしさを引き立てます。
スライドカットとシースルー前髪
スライドカットで毛量を調整し、シースルーの長め前髪を取り入れることで、薄毛を上手にカバーできます。このスタイルは、自然な軽さと動きを持ち、若々しく洗練された印象を与えます。特に、透け感のある前髪は、柔らかくて自然な雰囲気を作り出し、顔の形を優しく隠します。
髪色の選び方
髪色は薄毛に悩む女性の見た目を大きく左右します。明るいトーンの髪色を選ぶことで、薄毛を目立たなくし、全体の印象を明るく見せることが可能です。
明るいトーンの髪色
地毛より2~3トーン明るい色を選ぶことで、薄毛の目立ちにくさとスタイリッシュな見た目の両方を手に入れることができます。明るい色は、顔色を明るく見せ、若々しい印象を与える効果もあります。また、髪色の変化を楽しむことで、日常に新鮮さをもたらすことができます。
地肌との色の差を最小限に
髪の根元を立ち上げることで、地肌にできる影を利用し、地肌と髪色の差を縮めることが可能です。このテクニックは、自然な立体感を生み出し、全体のスタイルをより洗練されたものにします。特に、光の当たり方によっては、髪に深みと輝きを与え、より豊かな印象を与えることができます。
50代・60代女性がやってはいけない髪型(おばさんぽくない髪型にする)
50代くらいになると「これまでの髪型が似合わなくなった。」「若づくりだと思われたくない。」「老けて見えるか心配。」そんな悩みも出てきます。
50代、60代の女性が気を付けたい「やってはいけない髪型」の例を出していますので、おばさんぽくない髪型にするための参考にしてください。
サッパリとしたボブカット
ボブカットは一見すると若々しく、手入れが楽そうに見えるかもしれませんが、50代の女性には必ずしも似合わない髪型です。年齢とともに顔の形が変わり、頬が少しだけ落ちるようになります。その結果、ショートヘアは輪郭を硬く見せ、逆に年齢を強調する可能性があります。もし、ボブカットを選ぶ場合は、レイヤーを加えたり、ふんわりとした質感を出すことで、優しく女性らしい雰囲気を演出できます。
トップのボリュームがないペタンコの髪型
ボリュームのないトップがペタンコのヘアスタイルは、疲れてみえたり老けた印象を与えるのでNGです。根元から立ち上がるボリュームのある髪型は、若々しい印象を与え、華やかに見えます。レイヤーカットを施すことでトップのふんわり感をだすことができます。また、レイヤーカットと合わせてパーマをかけることで、スタイリングでの再現性を高め、自分でセットするのも簡単になります。
過度なパーマスタイル
過度なパーマは、ボリュームを出すための一つの手段としてよく用いられます。しかし、あまりにも強いパーマは、髪を過度にダメージさせ、50代の女性の髪がもつ自然な美しさを奪う可能性があります。また、適度なパーマは、髪にボリュームを持たせるだけでなく、顔周りのラインをソフトに見せてくれます。適度なパーマを取り入れ、髪の健康を保ちつつ、自然な美しさを引き立てるスタイルを選ぶことをおすすめします。
適度なレングスを無視したロングヘア
ロングヘアは女性のロマンを刺激するスタイルですが、年齢とともに顔の形や肌の質感が変わることを考慮しなければなりません。特に50代になると、髪のボリュームが自然と失われ、長すぎる髪は顔を引き立てるどころか、逆に老けて見える可能性があります。髪の長さは、あごから肩までの間が最もバランスが良く、年齢を問わず美しく見えると言われています。
ブラントカットのストレートヘア
一見、清潔感がありシンプルな印象のブラントカットですが、50代の女性には注意が必要です。特に、完全にストレートに整えたブラントカットは、顔の形状や肌の変化を強調し、硬い印象を与える可能性があり顔が大きくみえます。ストレートヘアを楽しみたい場合は、内側に少しカールをつける、レイヤーを加えるなど、柔らかさと動きを出す工夫が必要です。
色づけの過ぎたヘアカラー
50代になると髪の色も自然に変わります。若々しさを保ちたい気持ちは理解できますが、鮮やかすぎる色やトレンドを追いすぎた色は、逆に年齢を感じさせる可能性があります。また、髪のダメージも考慮すると、自然な色合いを選び、髪の健康を保つことが重要です。深みのある色味や、自分の肌色に合った色を選ぶことで、上品で大人の魅力を引き立てることができます。
薄毛の予防も続けよう
薄毛になってしまう原因は、主に次の5つです。
紫外線のダメージ
- シャンプーのすすぎ不足・乾かし不足
- 夏バテやダイエットによる栄養不足
- 髪をきつく結びすぎ
- 体調不良や病気
- 紫外線のダメージ
紫外線で髪も頭皮も傷んでしまいます。紫外線で頭皮がダメージを受けると、毛周期が遅くなるなど、より薄毛になりやすくなってしまいます。
髪が薄くなってくると、分け目の頭皮だけではなく、全体的に紫外線が頭皮まで届きやすくなってきますので、帽子や日傘などを使って、直射日光に当たらないようにしましょう。
紫外線というと夏のイメージですが、冬の紫外線にも要注意です。
シャンプーのすすぎ不足・乾かし不足
髪の洗い方やすすぎ不足、乾かし不足でも、髪や頭皮がダメージを受けてしまいます。
疲れてシャンプーやドライヤーが適当になるくらいなら、疲れた日は髪を洗わないで、翌日にするなど、落ち着いてシャンプーができるようにした方がいいかもしれません。
また、シャンプーのすすぎ不足や乾かし不足は臭いの原因にもなります。
夏バテやダイエットによる栄養不足
夏バテやダイエットなどで、バランスの良い食事ができなくなると、栄養不足になりがちです。
髪の原料は食べ物ですから、タンパク質多めの食事を心がけましょう。
髪をきつく結びすぎ
「毎日、ポニーテールにしている」「お団子にしている」と髪をきつく結んでしまっていることが多いです。
きつく結んでしまうと髪が引っ張られ、毛根にダメージを与えてしまいます。きつく結ぶのは辞めるようにしましょう。
体調不良や病気
体調不良や病気で抜け毛や薄毛になることがあります。
40代がかかりやすい婦人科の病気やホルモンバランスの変化などで薄毛になっていることもありますので、疲れやすい、汗をかきやすい、体温調整がうまくできないなど普段と体調が違うのであれば、早めに病院に行くようにしましょう。
まとめ
薄毛でも、おしゃれに楽しめるヘアスタイルやヘアアレンジについてお伝えしました。
同じヘアスタイルを続けてしまうと、薄毛になりやすくなるだけではなく、目立ってしまいます。大胆なヘアアレンジや、今までしたことのないカットをしてみてください。
また、頭皮マッサージや栄養をとる、ストレスを無くすことをされていても、なかなか改善されず、薄毛予防や改善を辞めたくなるかもしれませんが、薄毛が一気に進行してしまわないように続けることが大切です。
さらに、おしゃれ感覚でウィッグを使ってみると、毎日のヘアセットが楽になりますし、薄毛の悩みも解消されます。
どのようなウィッグがあるのか、ご自身にあうものがあるのか、調べてみてはいかがでしょうか。
薄毛の髪型(ヘアスタイル)に関して女性からよくある質問
Q.薄毛が目立つ髪型(ヘアスタイル)で避けた方がよいヘアスタイルは?
A.
髪が長いロングスタイル
髪が長いと髪の重さでトップのボリュームが出なくなり、余計に薄く見えてしまうことがあります。
髪は水分を吸収しやすいので湿気がある時は、いつもより重くなり頭頂部が普段よりぺったりとしてしまいます。
髪が細くなりコシがない人は、ロングのヘアスタイルにするのはおススメできません。
髪が細くボリュームが出にくい人は、ショートかミディアムでレイヤーカット(段カット)がおススメです。
髪を引っ張るヘアスタイル
お団子・ポニーテール注意しないと牽引性脱毛になりやすいヘアスタイルです。
長期間、束ねたり結んだり「髪を引っ張るヘアスタイル」は、薄毛のリスクが高くなってしまいます。
長い間、髪が一定方向に引っ張られることが原因で、毛根の血流が悪くなることで徐々に髪が弱くなり脱毛することがありますので注意が必要です。
いつも同じ分け目のヘアスタイル
「何年もずっと同じところで分けている」という方がいらっしゃいますが、やはりどうしてもその一部分だけに負担がかかり、脱毛も起こしやすくなります。
同じ分け目ばかりだと、その部分に力がかかり続け負担がかかります。
また、分け目部分の頭皮は髪に覆われていないので、紫外線が直に当たります。
すると、日焼けをしたり、皮脂分泌が乱れたりと、集中的に負担がかかってしまい、そこから生える髪も弱ってきてしまいます。
Q.50代になって薄毛が目立ってきて地肌が見えるのが気になります。どうしたら良いでしょうか?
A.「以前はもっと髪の毛にハリやコシがあったのに、最近細くなってきた」ことで髪が薄く見えてしまう人が多いと思います。
対策はいろいろありますが、主な方法には次のようなものがあります。
1、ボリュームの出やすいヘアスタイル(髪型)に変える
2、育毛剤を使う
3、ウィッグを使う
4、病院での薄毛治療
ホルモンバランスを整える薄毛治療
脱毛症の治療薬。(飲み薬とつけ薬)
Q.頭頂部(トップ)の薄毛を目立たなくする髪型はどんなヘアスタイルですか?
A.女性の薄毛は、髪が細くなりハリやコシが無くなることで薄く見えてしまいます。
薄毛を目立たなくするヘアスタイルで大事なことは「ふんわり感」を出すことです。
薄毛は髪が細くなりぺったりとしてしまうので、ヘアスタイルの工夫で対策してみましょう。
1、分け目や毛流れを変えることで髪のボリュームを出す
2、レイヤーカット(段カット)にすることでふんわり感を出す
3、パーマすることで髪のボリュームを出す
Q.前髪が薄くなってきました。おすすめの髪型はありますか?
A.前髪の薄毛をカバーするために大切なのは、ブローで分け目がくっきりつかないようにすることです。
分け目がぱっくり割れてしまうと、前髪の薄さが強調されて見えてしまいます。
分け目をくっきりさせないようにするブローの方法は、前髪の根元を左右にこするようにしながら乾かしてください。
分け目のくせがつかず、前髪の薄毛を目立ちにくくすることができます。
思い切ってショートスタイルに
ショートスタイルはサイドとトップのボリューム差が減るため、前髪の薄毛が目立ちにくくなります。
髪の毛が長いと、その重みでペタっとした印象となるため、短くすることでボリューム感もアップします。
また、ショートは前髪が多いと型崩れしやすくなるため、実は前髪が少ない方におすすめのスタイルでもあります。
思い切ってイメチェンをしてみるのも良いのではないでしょうか。
前髪を伸ばしてボブヘアーに
「ショートはちょっと……」という方は、思い切って前髪を伸ばしてしまいましょう。
前髪を長くして分けるヘアスタイルは前髪の薄毛が気にならなくなります。
前髪を作らないタイプのヘアスタイルは落ち着いた大人っぽい雰囲気になるため、幅広い年代におすすめできるスタイルです。
分け目部分がぺたっとつぶれてしまわないよう、かきあげるようにブローするなどの工夫をすることで、おしゃれに薄毛をカバーすることができます。
Q.部分ウィッグは頭頂部や前髪、分け目など全ての薄毛部分に対応できますか?
A.部分ウィッグは気になるところを手軽にカバーすることができるのでおススメです。
気になる箇所に合わせたウィッグがありますが、一番多いのが分け目の薄毛と白髪が気になる人に向いている分け目用のウィッグです。
その他にもつむじ部分が気になる場合のつむじ用ウィッグ、頭頂部(トップ)全体が気になる場合のトップ用ウィッグがありますので気になる箇所に合わせてウィッグを選ぶようにしてください。
Q.分け目の薄毛が進行して地肌が目立っています。どうしたら良いでしょうか?
A.分け目は目立ちやすいので薄毛や白髪が気になる人は多いと思います。
育毛剤や医療的な治療で進行が遅くなったり少し改善することはありますが、以前のようにふさふさになることはなかなか厳しいようです。
おススメなのは、自分でできる育毛をして進行をできるだけ抑えながら、気になる薄毛はウィッグでカバーする方法です。
ウィッグにもいろいろありますが、おしゃれ感覚で手軽に使えるのに自然なオーダーウィッグは安心して楽しめると思います。